これから先10年の計を立てさせるMac Pro登場
8コアMac Proが発表されてしばらく経ちましたが、ニュース関係もOS X 10.5を載せて出たわけでもないので、比較的ひっそりとした扱いでした。
従来からの2.66GHz デュアルコア インテルXeon×2で、次のような仕様でBTOすると、
1GBメモり
250GB HD
NVIDIA Geforce 7300GT 256MB SDRAM
Super Drives×1
Keyboard+Mighty Mouse
319,800円。
これを新発表の3.0GHz クアッドコア インテルXeon×2に換えると、508,590円。
たしかに、パソコンがコモディティ化した昨今、この値段では一部で話題になっても決して紙の新聞記事にまではなり得ないわけで。
まあ、Mac Proはパソコンでなくワークステーションだと言ってしまえばそれまでですが。
それでも、Mac miniやiMacでなく、Mac Proを購入するのは、WordやExcelを使うためでなく、PhotoshopやInDesignを使うためなのであって。
仕事の効率を左右するのならば、ずばり買い替え時期みたいですね。G4ユーザーの私も検討中です。
現状のインテルMacでも、Mac miniでG4 1GHzクラスとほぼ同等の処理ができますが、先日発売されたMacProの資料によると、PowerPCのエミュレーションでもG5の倍近い性能が出るようですし、これがインテルCPUでネイティブで動く今春登場のPhotoshop CS3を使えば、作業効率の向上がさらに期待できます(何も8コアでなくてクァッドコアでもPhotoshopなら十分)。
おまけにMacProの64ビットの能力を生かすMac OSX 10.5が登場すれば、鬼に金棒、インテルMacにWindows Vista。たぶん、これまでOSは9.2.2がどうこう言っていた印刷会社も、10.5に対応したCS3が登場すれば、もはや買い替え時期と悟るのではないのかと思います。
これまで旧Macを使いこなすために、並々ならぬ努力をされてきた利用者も、その努力はこれから先のことに向けて使う時期が本当に来たようです。
これから先10年の計を立てないといけない時期なのかもしれません。